表参道ソフィアクリニック
・彼の弟子には、ジョルジョーネ、ティツィアーノなどがいます。またパドヴァ派のマンテーニャは義弟です。また彼の工房からはカルパッチョがでました。
・ベッリーニは、マンテーニャの影響も受けています。
・ベネチア絵画の15世紀(クワトロチェント)の代表的な画家です。
・テンペラを用いていましたが、1480年頃から新しい技法である油絵をもちいるようになったようです。
・油彩を本格的に用いるようになった重要ないきさつの一つが、1475年ごろフランドルの油彩の細密描写に影響を受けたアントネッロと交流する機会を持ったことです。
・ベッリーニと言えば、一般にこのジョヴァンニ・ベッリーニをさします。
・色彩が特徴とも言われています。ヴェネチア派全体が色彩が特徴的と言われています。
Dead Christ Supported by the Madonna and St John (Pietà)
1455
Tempera on wood, 44 x 34 cm
Accademia Carrara, Bergamo
Christ Blessing
Tempera on wood; H. 58 cm; W. 46 cm
Paris, Musée du Louvre,
ead Christ in the Sepulchre (Pietà)
c. 1460
Tempera on panel, 48 x 38 cm
Museo Poldi Pezzoli, Milan
ピエタ
テンペラ
ブレラ絵画館(ミラノ)
30歳頃の作品でまだテンペラを用いています。
Dead Christ Supported by Two Angels (Pietà)
c. 1460
Tempera on panel, 74 x 50 cm
Museo Correr, Venice
ヴェネツィア・コッレール博物館2019年4月
Polyptych of San Vincenzo Ferrer
サンヴィンチェンツォフェレーリの多翼祭壇画
サンティ・ジョヴァンニエ・エ・パオロ教会 ヴェネツィア
1464年
"Dead Christ Supported by the Madonna and St John" ("Pietà di Brera"),
oil on table
アカデミア美術館2019年
色をぬるときの技法に注目。細かく線を引くように塗っているタイプの作品。ベリーニはこのような手法で描くことがある。
Lament over the dead Christ, ヴァチカン美術館所蔵
Oil on wood,
2019年ヴァチカン美術館にて 100号超の作品。おもったよりもコンパクト。もったほど迫力がない。
Triptyque de Basilica di Santa Maria Gloriosa dei Frari
Huile / bois, dans son cadre
tempera su tavola
1460.
Fondazione Querini Stampalia, Venezia
下は、5年前にマンテーニャが描いた作品です。写真を見る限り、マンテーニャの作品の方が優れているように思われます。
人間としての聖フランシスです。彼は単独者として神と向き合います。彼は書物つまり聖書以外のすべてを捨てました。そして神と自らの死や存在自体に向かい合います。その果てに神と出合いました。神と出会った瞬間に、極めて現実的世界の中で、霊的な魂が神と出会いました。しかし神の実在を思わせるものは、光や聖痕以外にはありません。超自然的な要素はこの二つくらいです。この光の当たり方や影の作り方には要注意です。彼は神を見ています。そしておそらくその神は目もくらまんばかりに光り輝いて、彼はその光を一身に浴びています。
(Frick Collection 2018)
日本語説明あり:https://collections.frick.org/objects/39/st-francis-in-the-desert#showAudios
また、当時としては、宗教画にこのように自然を多く描くということは先駆的でした。まるで風景画の中の聖フランチェスコです。彼の弟子ジョルジョーネは、この路線を引き継ぎます。
Madonna greca
Madonna con il Bambino
1475
ヴェネツィア・コッレールは博物館
The Resurrection of Christ,
Portrait of Giovanni Emo - National Gallery of Art, Washington
Dead Christ with Two Angels (detail),
St. Jerome in the Desert
Reconstitution: retable de San Giobbe, huile/ bois
471 × 258 cm, sur son autel. Tableau : Gallerie dell' Accademia
1487
アカデミア美術館2019にて
初見では、全体にはあまりパッとしない印象。しかし、あらためて見直すと各人一人一人の描写もなかなかなのもの。ただ、マリアとイエスの描写が硬く固まっているようであり、これが全体の印象をパッとさせない原因の一つかも知れません。他の人々の描写は伸びやかなのですが。
La Pala Barbarigo
1488年
Vers 1490-1495 Portrait d'homme
小品です(A4くらいの大きさ)。
細密でとても優れた肖像画です。とりわけ北方絵画の影響があるとおもわれます。
Louvre 2020
若い男
自画像かもしれないとされています。
Sacred Conversation, 58 x 107 cm
1490 アカデミア美術館所蔵
聖なる寓意
1500年頃
ウフィツィ美術館
Angel of the Annunciation and Virgin Annunciate
Oil on canvas, 224 x 105 cm (each)
Gallerie dell'Accademia, Venice
Baptism of Christ
Oil on canvas, 400 x 263 cm
Santa Corona, Vicenza
『レオナルド・ロレダン 』
1501頃
板、油彩
61.5 × 45 cm
ナショナル ギャラリー(ロンドン)
多くの要素がバランスよく整ったリアリティに富んだ細密画です。
上の絵は自分で撮影であり、すこしぼやけていますが、ネットで見る写真より本物に近いです。
(2018年1月ナショナルギャラリーにて)
すべて中間色でトーンも中間で微妙な辺りでまとめています。極めて細密です。顔のしわも細かく描きつつグラデーションを作っています。
National gallery, 2020.1
Madonna and Child with St John the Baptist and a Saint
1500-04
Oil on panel, 54 x 76 cm
Gallerie dell'Accademia, Venice
牧場の聖母(ロンドン、ナショナルギャラリー)
背景の風景画が重要なものとなっています。弟子のジョルジョーネの影響を受けているという説もあるようです。
ピエタ
La Vierge et l'Enfant avec quatre saints dans le contexte de son autel d'origine
Huile/ bois (transposée sur toile) 500 × 235 cm.
サン・ザッカリア教会、ヴェネツィア 2019年4月にて
主祭壇に向かって左側にあり。
Saint Jerome Reading in the Wilderness,
oil on wood panel. National Gallery of Art, Washington,
Sts Christopher, Jerome and Louis of Toulouse
1513
Oil on panel, 300 x 185 cm
San Giovanni Crisostomo, Venice
irgin in Glory with Saints
1510-15
Oil on panel, 350 x 225 cm
Gallerie dell'Accademia, Venice
Portrait of Teodoro of Urbino