表参道ソフィアクリニック
・ヴェネツィア生まれ。
・初期ヴェネツィア派(クワトロチェント)の画家の一人。
・人妻を誘拐したとして有罪となった。その後、各地を放浪した。
・個性的な多翼祭壇画(パネルごとに個別に人物を描く)を多数作成したために「多翼祭壇画の詩人」とも呼ばれた。多翼祭壇画は、ヴェネツィアやパドヴァの伝統的な形式であったが、当時はこれが廃れていた。
・生前から評価が高く、1490年には騎士の称号が与えられた。
・ナポレオン侵攻やイタリア統一に向けての混乱の中で、作品のほとんどが国外に散逸して、元の場所に遺っているのはほんの僅かであるという。
・黄金の背景で描くことがおおく、ビザンティン美術の流れを汲みつつ豪華な印象を与える。
・特異な着想で描く画家です。近くで見ると、かなり見応えがする、面白そうな画家です。
・ナショナルギャラリーにはこの画家の作品がまとまって展示されています。
(ナショナルギャラリー2018年1月)
(ナショナルギャラリー2018年1月 2020.1)
St Jerome and St Augustine
1490年
(ナショナルギャラリー2018年1月)
(ナショナルギャラリー2018年1月)
(ナショナルギャラリー2018年1月)
(ナショナルギャラリー2018年1月)
(ナショナルギャラリー2018年1月)
マンテーニャと顔が似ています。
表情がしっかりと描かれていますが、誇張されているくらいです。嘆きと悲しみの根源を描いています。
輪郭がしっかりとしています。しっかりとしすぎているくらいです。
ナショナルギャラリーにある諸作品と比べて、面白さ、奇抜さに欠けます。
(メトロポリタン美術館2018年)