表参道ソフィアクリニック
1591 - 1631
ルーブルにはこの画家のいくつかの作品がまとめられています。この画家はフランスのカラヴァジョ派の代表の一人です。これらをみますと、カラヴァジョにかなり似ています。このようにカラヴァッジョ派はフランスバロック期の絵画の一つの潮流としてまとめることができます。ルーブルでは彼のような画家たちの、やはりカラヴァッジョに似た作品が展示されている部屋があります。どれもこれも同じように見えて、とりたてて一つ一つを検討する気にもなれませんので、いつもざっと見て素通りするだけでした。この様なカラヴァッジョ派と呼ばれる画家たちの諸作品は、その良し悪しは別としても、美術史的に重要でもあるのでしょう。取るに足りない様に思っていたのですが、しかし美術史的に重要だろうからということでこうしてヴァランタンの絵を並べてあらためて観ると、雰囲気は悪くありません。(2017年12月ルーブル)