表参道ソフィアクリニック
サンタマリア・デル・フィオーレにて。
祭壇に向かって左手側の壁に設置されています。
ニッコロ・ダ・トレンティーノ(1350年頃 - 1435年。フィレンツェの傭兵隊長)の騎馬像(1456年)。1432年のサン・ロマーニの戦いを指揮した共和国軍の総大将。
参考:カスターニョとウッチェロを競わせるように左右に並べられています。 カスターニョとウッチェロが並べられています。似たような構図であるためよく比較されるものです。とくに比較されるのはウッチェロの方が遠近法をより厳密に適用しているということです。台座は、消失点に向かっています。カスターニョとウッチェロ、どちらが優れているのでしょうか。実物を見て優劣は付きにくかったです。
1447年
旧サンタポッローニア修道院の食堂にて 最後の晩餐
眠り
驚き
悩み
わからない
どうしてそのようなことがあるのでしょうか。
どうしたことでしょうか。
うたがい。
思索し悲しむ。
天を仰ぎ見て悲しむ。
どういうことか話し合う。
・・・・そして色々と語っているようです。
ユダはどこにいるのでしょうか。皆から隔てられた手前のヒゲをいっぱいはやした男です。ユダは体が緊張しています。
眠っている弟子はヨハネでしょうか。イエスは彼を見ています。そしてユダも彼を見ています。なぜこのような構図になっているのでしょうか。
全体としては硬い表現のようにも見えます。
顔の描写は大変細かくて丁寧に描かれています。顔こそが一番細密に描かれています。顔はシワの一本一本までもが描かれています。
優美さよりも彫りの深さと明瞭なグラデーションのほうが特徴です。
なぜ大理石の絵を描いているのでしょうか。いわゆるtoromp d'oeilです。
イエス以上にユダやヨハネの方が中心です。
祭壇に向かって右手側の壁にある壁画。
dead Christ with angel.
キリストは、力なく横たわるのか、力なく起きかかっているのか、両側から天使に支えられています。体力を使い果たしてほとんど動けないくらい、立ち上がるのも困難のようです。両側の天使は看護人であるかのようです。病人がこんな風になるから、それを見てヒントを得たのでしょうか。もっともタイトルによればキリストは死んでいるのですが。しかし、復活のために両脇から天使に支えられているようにさえ見えます。あるいは墓に入ろうとしているようにも見えます。
カスターニョ 磔刑図
イエスの死に顔が一種独特。目元、口元。