表参道ソフィアクリニック
本名はジャンバッティスタ・ティエポロ(Giambattista Tiepolo)
ヴェネツィア生まれ。
画家グアルディ兄弟の姉チェチリアと結婚。
18世紀イタリア絵画(ヴェネツィア)の最大の画家の一人です。
ヴェネツィアの美術アカデミーの初代総裁に選出された。
フレスコ画は湿気が苦手であり、そのため、ヴェネツィアではカンバスに油彩で描き、それを教会にはめ込むことが多かったが、ティエポロの時代には、フレスコ画が見直され、制作されるようになり、ティエポロはフレスコ画の名手でもありました。
執政官L.J.ブルートゥスの死
実物はくすんだような大味な感じで、細密にも描かれていません。
相打ちです。二人とも槍で体を突かれています。
執政官L.J.ブルートゥスは天国へと向かうかのようです。彼の皮膚は血の気を喪っています。
地面に横たわるアレンスは、もしかしてまだ息があるかもしれませんが、そうであったとしてもまもなく死ぬ運命にあります。
この作品はヴェネツィアのドリフィン宮殿の大広間に描いた10枚の連作の中の一つです。これらはリゥイニウスによりローマ史からとられた英雄譚です。
L.J.ブルートゥスはローマの最初の執政官です。
<ウィーン美術史美術館にて>