表参道ソフィアクリニック
1660年
Pierre Séguier, chancelier de France (1655-1661)
大法官セギエの肖像(宰相セギエの肖像)
大きな画面です。実物を見ると、ちょっと大袈裟な言い方ですが、圧倒的で目も眩むような威厳さえあります。身分秩序があることには、なんの疑問の余地もなく、有無を言わせず、正統なものであると示しているかのようです。
ル・ブランの巨大画です。家族の集団肖像画。描かれている家族のためのプライベートな作品です。そして制作中の画家自身がパレットと絵筆を持って描かれています。この頃40歳ちょっとくらいです。鏡に映っているようです。
写真で見るとむしろ見栄えしますが、実物は巨大で、少し大味に傾いている印象もありました。
(メトロポリタン美術館2018年)