表参道ソフィアクリニック
ディーリック・バウツは15世紀ネーデルラントの主要画家の一人です。ハールレム(現オランダ)出身で、1457年頃からルーヴェン(現ベルギー)を活動地とし、1468年にルーヴェン市の公式画家に任命されたほど、高く評価されていました。
メトロポリタン美術館 https://www.metmuseum.org/art/collection/search/435761
1455年から60年 聖母子像
15cm×20cm弱くらいの小さな作品です。
緻密にして細密なグラデーションで描かれています。
描写は全体に冷たいニュアンスです。暗闇から照らし出されています。展示の解説には「人間的な温かな交流が描かれている」と記載されていましたが、人間離れしたような冷たい描写でもあります。また静かな静謐さもみられます。崇高さもあります。
もの凄く修復してそうで、修復の影響もあるでしょう。
メトロポリタン美術館展 国立新美術館 2022年2月~